日本工業経済新聞社(群馬)
2014/02/10
【群馬】吉岡町が再生可能エネルギービジョン案を公表
吉岡町は、再生可能エネルギービジョン案を公表した。同案の中では太陽光、風力、マイクロ水力発電について具体的な施設を挙げて導入計画を示している。
太陽光発電では日射量や施設の耐震性、施工条件などを条件として設け、役場庁舎といった公共施設のほか、貯水池へのフロート型太陽光発電システムの導入も含めて検討を行い◇役場(蓄電池のみ)◇コミュニティーセンター(最大出力10kW)◇文化センター(同30kW)◇小倉沈殿地(同320kW)◇役場北倉庫(同20kW)◇各小学校プール(同10kW)−でそれぞれ導入に向けて具体的な協議を進める。
マイクロ水力発電施設では安定的な流量と落差が確保でき、発電した電力を利用する施設が近距離であることを条件として検討し、上ノ原浄水場(同8・1kW)、森田本家前(同0・4kW)、ふれあい・やすらぎ公園(同0・3kW)、天神東公園(同0・5kW)で導入計画を策定する。
風力発電施設は、大型施設の設置がコストの面などから利根川河川敷を設置可能箇所と示すのみで、最大出力1kW以下の小型風力発電システムを公園に設置していく。
計画では第1期から5期に分けて導入を進め、第1期は導入準備期間に充て、その後第2期から5期にかけて順次設置していく。なお、大型風力発電施設やバイオマスエネルギー、地中熱利用については具体的な計画案を策定せずに今後も調査を続けていく。