イオン長泉プロセスセンターが、1月下旬に静岡県開発審査会の承認を受けたことで、開発事業主体である鴻池運輸(本社・大阪市中央区備後町2ノ6ノ8)では4月上旬に造成工事に着手する。本体工事着手は9月の見込み。すでに施工会社は内定しているとみられるが、設計委託先も含めて非公表としている。
同センターは、約50億円の事業費で長泉町の新東名長泉沼津インターチェンジ周辺物流関連産業等集積事業地内に計画されており、内陸フロンティアの総合特区事業の第1号事業としても注目を集めている。15年9月の完成を目指している。
敷地面積3万2000平方b。建物規模は、鉄骨造2階建て延べ約2万3100平方b(1階約4000坪、2階3000坪)となっている。1階が生鮮食品の仕分け施設、配送施設、2階が農・水産物の加工製造施設を予定している。
マックスバリュ東海などイオングループの専用施設だが、鴻池運輸が土地を賃貸して建設事業を進め、完成後の施設管理・運営はイオングローバルSCMが行う。鴻池運輸は、イオングループから物流業務と加工業務を受託する。
(2014/2/10)
建通新聞社 静岡支社