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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/02/03

【群馬】榛東村が中央コミュニティセンターの建設で来年度設計

 榛東村は新年度、中央公民館の代替施設として建設を計画している中央コミュニティーセンターの基本設計を委託する予定で、当初予算へ事業費を要望している。本年度に設置した社会教育施設建設委員会から年度内にある程度まとまった基本方針が出される見通しで、提出後も引き続き同委員会で意見を集約しつつ設計を進め、順調にいけば16年度の着工を見込んでいる。

 現在の中央公民館は山子田地内にある1973年築RC造2階建て、延べ床面積992u規模の施設で、大会議室や講義室、実習室などを備えている。建設から40年が経過し老朽化が進んでいるほか、十分な耐震性が確認できていないことから代替施設の建設が計画された。
 新施設の建設にあたっては、本年度に地区関係者や同施設の利用団体関係者などから構成する社会教育施設建設委員会を設置しており、建設候補地や施設規模、内容などの基本方針が年度内に出される予定となっている。第5次総合計画の中には図書館機能を含めた生涯学習施設整備の必要性が示されており、これまでは南小学校の耐震化や中学校改築などを優先したことで事業に未着手であったが、教育施設で整備が残っていた南小学校講堂の改築を新年度に行う計画であるため、新施設へ生涯学習施設の機能を取り込むことも含め検討していく。
 新施設の規模や内容については白紙からの協議となるが、大規模な拡張や、縮小は行わない見通しで、同委員会は基本方針を示したのちも引き続き協議し設計に反映させていく。
 現在は、新年度に基本設計を委託するために当初予算へ事業費を要望している段階で、基本設計作成後は順調にいけば2015年度に実施設計、16年度に建設着手となりそうだ。
 村内には同施設以外の公民館機能を持つ施設として南部公民館(S造2階建て、延べ床面積1180u)があり、施設内のバリアフリー化や老朽化により雨漏りなどが発生していることから、その改修工事も新年度に計画しており、本年度は設計を勝山工務所(前橋市)に委託した。