愛知県病院事業庁が発注し、二度にわたって不調になったため再々公告していた愛知県立城山病院の改築工事の一般競争入札の開札が28日にあり、落札候補者が決まった。現在、契約に向けて競争参加資格の事後審査を進めている。
城山病院の改築工事の最初の入札公告は7月9日に公告した。参加申請が1件もなかったため、不調となった。2回目は8月9日に公告した。参加申請はあったものの、全員が辞退したため、中止に終わった。これを受けて同庁は、対象の建物を一部減らし、工期を延ばしたほか、入札参加資格を一部緩和するなどして、12月13日に再々公告した。
今回の入札では、当初は対象に含まれていた東病棟を外し、診療管理棟、西病棟、医療観察法病棟の3施設を対象とした。工期を半年程度延ばした。入札参加資格は、前回の公告では経営事項評価点数が1600点以上だったが、1500点以上に引き下げた。また、2回目までの入札では事前公表していた予定価格を事後公表にした。
提供/建通新聞社