日本工業経済新聞社(茨城)
2014/01/29
【茨城】茨建協が現場見学と実習の反省検討会
県建設業協会(岡部英男会長)は24日、昨年9月から11月にかけて開かれた建設現場見学会と現場実習の反省検討会を、水戸市青柳の県建設技術管理センターで開いた。会では、アンケート結果も発表され、参加生徒の8割以上から土木建設業のイメージが良くなったと聞かれた。
建設現場見学会と現場実習は、若年層の入職促進を図るため、県内の高校生や専門学校生、大学生を対象に毎年実施。今回は、見学会に451人、実習には95人の学生が参加した。
反省検討会では、岡部高明常務理事が「さらなる若年従事者の入職促進に向けて忌憚のない意見をお願いしたい」と述べたほか、鯉渕宏一県土木部検査指導課技佐兼課長補佐が橋梁の長寿命化など今後の課題に触れながら「技術者の確保が重要。これからも見学会などを積極的に開催していただきたい」とあいさつ。
また梅原基弘県建設業協会建設未来協議会会長が「これからも現場見学や実習を充実させたい」と述べた。
最後に学校側を代表して田口正美土浦工業高校建築科長が「これからも、現場体験を継続していただきたい」と期待を込めた。
その後、建設現場見学会と現場実習の実施結果を協会側があらためて説明した後、各学校からのアンケート結果を発表。
それによれば、今回の実習を受けて土木建設業に対するイメージが「良くなった」と答えた生徒が、「やや良くなった」も含めると8割以上で聞かれ、「今後の勉強に役立てたい」などの感想があった。
そのほか、新年度の実施内容などの意見が交わされた。