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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/01/28

【群馬】県東部農業、2工事近く指名

 県東部農業事務所農村整備課は、太田市で実施している農村地域防災減災事業の渡良瀬川中央2−2期および3−2期で1工事ずつを近く指名競争入札で発注する。2−2期はゲート改修工事、3−2期は排水路管理用道路舗装工となる。また、新年度の事業要求額も明らかとなり、渡良瀬川中央1期は9202万円、2−2期は5200万円、3−2期は1001万4000円とした。

 太田市の渡良瀬川中央地区では、近年の住宅開発に伴い流出形態の変化、地盤沈下の進行など農業用施設の機能が大幅に損なわれている状況だったため、湛水などによる農地被害を未然に防ぐことを目的に農業用用排水施設の機能を回復させる事業を展開中。排水路および関連施設の新設や改修などを推進している。
 近く工事発注を予定する2−2期では、ゲート2カ所を改修して開閉を自動化させる工事を一括で指名競争入札により執行する。
 3−2期の管理用道路の舗装工事はL約200m・W2〜3mを対象とし、やはり指名競争入札で行う。
 2001年度にスタートした1期地区は、複数の路線で集排水路約10qの新設を全体計画としている。全体事業費には約26億円を試算しており、本年度末の事業費ベースの進捗率(繰越額含む)は96・2%(24億3000万円)に達する見込み。14年度は排水路工L0・5qへ9202万円を投入し、事業完了を図る。
 2−2期は09〜15年度までを事業期間とし、遊水池3カ所の法面保護工のほか、排水路支線でL0・23qの改修工事などを計画。総事業費13億3300万円のうち、本年度末には進捗率88・9%(11億8499万円)に到達予定。新年度は、補完工事一式に3000万円の事業費を要望している。
 3−2期は、既存水路2カ所計0・8qで改修工事を行う。09年度の3期終了を受けて新たに10年度に開始され、全体事業費は6億1000万円を試算。新年度は補完工事一式に対し、事業費1001万4000円を充当し完了させる。