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建通新聞社
2014/01/28

【大阪】歴史的建造物14年度も選定 生きた建築M

大阪市都市整備局は、歴史的建築物を再生活用し、その魅力を発信する生きた建築ミュージアム事業で、2014年度に対象施設をさらに選定し、うち5〜6施設について再整備を実施したいとしている。また、13年度分の再整備は遅れぎみで、2月にも2施設程度を絞り込み、3月末までに再整備を完了する予定。
 同事業は、大阪のまちを一つのミュージアムと捉え、歴史的な建築物をまちの新しい魅力として創造・発信しようという取り組み。13年10月に、大阪市生きた建築ミュージアム推進有識者会議(座長・橋爪紳也大阪府立大学21世紀科学研究機構特別教授)で、再整備する歴史的建造物28施設を選定。主な建造物は、梅田吸気塔や大阪ガスビル、ダイビル本館、三井住友銀行大阪本店ビル、堺筋倶楽部、北野家住宅、大丸心斎橋店本館など。
 選定された歴史的建造物に対しては、市が再整備費の一部を補助。建物の装飾やデザインの再現・修復といった外観整備を行う。補助の上限は800万円(費用の2分の1以内)。
 14年度の当初予算編成過程では再整備の補助費を中心に事業費4500万円を要望。選定された建物を一般向けに開放する公開事業や各種イベントなども実施していく。
 大阪都市魅力創造戦略における重点エリアのマネジメント施策「御堂筋フェスティバルモール化」の主要プロジェクトの一つとなる。