日本工業経済新聞社(埼玉)
2014/01/28
【埼玉】杉戸町が複合施設の設計でプレゼン開催
杉戸町が計画している統合幼稚園および保育園複合施設の整備で、プロポーザル方式で設計業務者を選定するにあたり25日、役場第2庁舎で公開2次審査(プレゼンテーション)を実施した。町民や町議会議員、コンサルタント関係者など約70人が審査を見守った。審査には1次通過者6者が挑んだ。審査結果は、あす29日に公表予定。
設計契約締結後の主なスケジュールは年内に設計を仕上げ、15年3月に着工し16年1月竣工、16年4月オープンを予定。工事費は8億円以内を目指すが、今後の資材価格や人件費高騰の影響を勘案し、慎重に固める。
プレゼンテーションでは▽幼稚園と保育園の構成と連携(教室、保育室の配置イメージおよび動線計画の概念)に対する考え方▽安心・安全な施設への考え方▽設計者が考えた施設の特色、アピールポイント・環境配慮および省エネルギーに対する考え方など――を審査ポイントとしていた。
事業は幼稚園舎の老朽化対応、より良い教育環境づくりを目指し、中央第二・東・南の幼稚3園を統合した新園舎を建設し、待機児童解消のため保育園を併設するもの。建設地は清地1777−2ほかの7232・16u。施設条件として木造平屋、延べ床面積2000〜2500uを掲げ、必要に応じて一部RC造、S造や一部2階建てとすることも可とした。