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建通新聞社(静岡)
2014/01/27

【静岡】静岡市 草薙駅周辺まちづくり検討会議設立 まちづくり提言書を14年度中に

 静岡市は、今後の草薙駅周辺のまちづくりの在り方について考えていく「草薙駅周辺まちづくり検討会議」を設立、20日に第1回会議を開いた。ハード・ソフト両面から価値の高い地域の形成に向け協議し、まちづくり活動プログラム・まちづくり提言書を2014年度中に策定する予定。
 同会議は、有識者をはじめ自治会、商店会、学校、地元企業の関係者で構成する産・学・官・地の連携組織。会議は6月までに合計5回程度開く予定。
 内容は、多角的な視点から同地区のまちづくりを捉え、企画・検討から実行までの一連のまちづくり活動を総括する。また、必要に応じて検討テーマごとに実現に向けた具体的な企画・プログラムを練る部会の設置も想定している。例えば景観デザイン部であれば、沿道など景観整備の在り方、にぎわい活動部であれば、商業、イベントなど地区の活性化活動に係る検討・企画・提案を行うとしている。
 今後、JR草薙駅では南北自由通路や北口が整備され、北口では静岡銀行の新本部棟建設、南口では市街地再開発事業など、さまざまな事業が進んでおり、駅周辺は大きく変わり始めている。
 同地区には「南北の一体性」「地域の賑わい・交流・回遊性」「文教地区の玄関口としての魅力」が求められている。駅周辺地区の関係者が個別に事業や活動を進めると、長期的には「まちの全体の魅力の低下」が懸念される。こうしたことから、同会議で景観との調和やユーザー目線に立ったハード整備を促進しつつ、まちづくり活動の協力体制の構築など、愛される草薙の姿を模索していく。
 市は、今後のまちづくりに必要なこととして、@景観づくりAにぎわいづくりBコミュニティづくり―の3つを論点に掲げ協議していく。
 現在、市が計画している駅周辺関連事業とスケジュールは次の通り。
【JR草薙駅南北自由通路】
 14年度に着工し、16年度供用開始予定
【北口駅前広場、アクセス道路】
 アクセス道路整備は14年度に着工し、16年度に暫定供用。18年度に広場とアクセス道路が完成する予定
【北口駐輪場、北側歩道】
 15年度に着工し、16年度完成予定
【南口駅前広場】
 14年度に仮設工事に着工し暫定利用。16年度本格着工し18年度に完成する予定
(2014/1/27)

建通新聞社 静岡支社