千葉労働局(山本靖彦局長)は24日、県内の建設工事現場(83現場)における一斉監督指導実施結果の概要を明らかにした。昨年12月2日から20日にかけて実施したもので、監督実施83現場のうち、68・7%に及ぶ57現場で労働安全衛生法違反を認定し、改善を指導。特に、重篤災害に繋がる足場や高所の作業床等からの墜落・転落防止に関する法違反が、5割を超える46現場(55・4%)で認められ、行政処分を含め是正を指導した。この建設現場一斉監督は、本年度を初年度とする「第12次労働災害防止5か年計画」に基づく取り組みを強力に推進するため、千葉をはじめ東京、神奈川、埼玉の4つの労働局が初めて合同で実施。4労働局がともに掲げた「Safe Work」をキャッチフレーズに、官民が一体となった取り組みを推進する。