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日本工業経済新聞社(茨城)
2014/01/23

【茨城】坂東市が大塚酒造跡地改修の設計で若柳建築事務所と契約

 坂東市商工観光課は旧大塚酒造跡地の商業集客施設改修業務で昨年12月27日、設計プロポーザルの最優秀者であった且癘建築事務所(つくば市)と契約を締結した。昨年12月の補正予算には、設計委託料として3844万8000円を予算化しているが、契約金額は現時点では非公表。スケジュールでは2月いっぱいまでに設計をまとめ、7月以降に着工し、来年4月に部分的にオープンするとしている。
 市は2011年12月に購入した大塚酒造の施設を市街地活性化のための中核施設として再利用することを計画し、昨年に基本・実施設計の公募型プロポーザルを実施。8月2日にプレゼンテーションとヒアリング審査を行い、3者のうち且癘建築事務所が選定された。
 設計要領によると、酒造跡地は岩井本町東側3308−2ほかで敷地面積は7743・44u。上下水道は整備済みで用途地域は商業地域。
 構成施設は醸造蔵(1895年築、W造瓦葺2階建て延べ1160・33u)、母屋(明治20年代後半築、W造瓦葺2階建て延べ213・74u)、事務室・ラベル作業所(1955年築、W造瓦葺2階建て延べ201・64u)など全部で11施設。ケヤキ、クリ、カキといった樹木も多く生育している。
 これら施設の活用案としては、@体験工房での活用(ガラス、陶芸、木工製品)A飲食提供施設(地元食材活用、そば打ち体験、軽食)B物販施設(地元名産品や農産物、工芸品など)C市民活動の場(ダンス、カラオケなどができるホール)D観光インフォメーション施設−の5つを挙げている。
 現在、同課と同社は工事スケジュールについて協議を進めており、ことし7月以降に着工して来年4月からガラス工房を先行してオープンし、2016年4月には全施設が供用開始となるようだ。