日本工業経済新聞社(群馬)
2014/01/20
【群馬】伊勢崎市が伊勢崎駅前ロータリー整備促進
伊勢崎市は新年度、曲輪町地内のJR両毛線・東武鉄道伊勢崎駅前広場のロータリー工事をメーンに促進する。現在は予算要求を行っている段階で、事業費が確保できれば一般車および公共車両用のロータリー、中央通路などの整備工事に着手する。
伊勢崎駅前広場の整備計画は全体面積7100uの広大な面積に、一般車両用と公共車両用の各ロータリーを広場東西に設ける。ロータリーを挟む形で広場中央には自由通路を通し、バス乗り場や駅前通りまでの往来が可能なレイアウトを計画している。
駅に向かって東側が、バスやタクシーなどの公共車両用ロータリーとなり1周L約310m。同ロータリーにはバス乗降場6台、タクシー乗降場4台を設けるほか、ロータリーの中央にバスプール3台とタクシープール8台を設置する予定。このロータリーは一部分で着工しているが、駅舎側などは未着手のため、新年度に本格着工しロータリーの形を整える。
一方、駅に向かって西側が一般車両用ロータリーとなる。1周L約260mで、身障者用の乗降場2台を確保するほか、一時利用駐車場15台(身障者用1台分含む)を整備する。広場東側の整備にめどが付き次第、駅前利用エリアを東側に寄せて着工する予定。
また、広場中央を通る自由通路も新年度に整備する。駅と駅前芝生広場をつなぐL約30mの通路で、通路内には座って休むことができる簡易待合所を設置するほか、雨をしのぐ大型シェルターも設置する。新年度は土木工事を進め、シェルター設置工事などは2015年度に発注する予定。各ロータリーの歩行通路上にも15年度にシェルター設置工事を行い、利用者の移動空間の快適性を追求する。このほか15年度に植栽工事などを発注し駅前広場が完成する見通し。