建通新聞社四国
2014/01/17
【愛媛】新居浜西高の本館など新企画設計に委託
愛媛県は、新居浜西高校の本館新築と肢体不自由児の特別支援学校整備のための第2教棟改修の設計を新企画設計(松山市)に委託した。工事は2014年度発注に向けて今後、14年度予算案に要望する。学校施設の耐震化推進と東予地域への肢体不自由児の特別支援学校設置のための設計委託費を9月補正予算に計上していた。
設計委託期間は当面、3月31日までだが、年度末に進捗(しんちょく)状況を検証し5月または6月までに延長する方針。
本館は1967年に建設され、築50年近くが経過することから耐震補強ではなく、建て替えられることとなった。新本館の規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ3413平方b。
設計委託には既存本館とプールの解体、駐輪場(約380台分)の解体と新築も含まれている。既存本館の規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ3103平方b。プールは鉄筋コンクリート造平屋一部2階建て延べ1200平方b。
肢体不自由児特別支援学校を整備する第2教棟(旧家庭科教棟)の規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ2510平方b。既存施設を改修するとともに、エレベーター棟(寝台用)を増設する。新居浜特別支援学校分校として整備する。
県内の肢体不自由児対象の学校は、東温市田窪のしげのぶ特別支援学校のみで、東予や南予地域の住民から設置要望が出されており、東予地域では新居浜西高に、南予地域には宇和特別支援学校の空き教室を改修し、肢体不自由部門を設置するため、9月補正予算で設計委託費を計上していた。
場所は新居浜市宮西町。