日本工業経済新聞社(群馬)
2014/01/14
【群馬】前橋市が都計道開設 新年度に2期工区着工
前橋市は、都市計画道路江田天川大島線の道路開設事業で、いよいよ新年度から2期工区に着工する。また、本年度に測量設計を作成している3期工区でも用地買収に移行する考えだ。1期工区が完了したことにより、同線の開設完了へ向けて地元の期待も一段と高まっており、1期工区から以東で進む松並木土地区画整理事業の進捗も相まって、さらなる事業効果が見込まれている。
都市計画道路江田天川大島線は、天川大島町地内にある主要地方道前橋館林線から以西へ延び、将来的には江田町までをつなぐL5550mの路線。
現在はL1100mで事業化し、この事業化区間を3工区に分けて開設工事を促進中。新年度より2期工区が本格的に開始され、3期工区の用地買収が始まる。3期工区は順調に用地買収が図れれば1年遅れて15年度の着工となる見通しだ。1期工区は2012年度に整備が完了している。
事業化区間は、朝倉町地内にある朝倉小学校付近から以西L1100m・W27m(片側2車線、両側歩道)で、主要地方道前橋玉村線までを接続する区間。事業延長が長いため、最も東側の1期工区(L225m)、最も西側の2期工区(L355m)、中央区間の3工区(L490m)とに工区分けしている。このうち1期工区は完了。本年度は2期工区で建物調査と用地買収に着手しており、新年度に可能な範囲で初弾工を発注する。3期工区は本年度、測量設計を実施しており、新年度から用地買収を開始し、15年度の着工を見据えている。
第6次総合計画には、2工区および3工区の事業期間を17年度までと設定しており、2工区は16年度の完了を目指している。
設計などは、開発技術(前橋市)が担当。