日本工業経済新聞社(茨城)
2014/01/11
【茨城】土浦協同病院看護学校と保育所の設計者決まる
県厚生農業協同組合連合会(JA県厚生連、高橋惠一代表理事理事長)は、土浦協同病院の附属施設となる看護専門学校と保育所の移転改築に向け、設計者をそれぞれ渇ヘ野正博建築設計事務所(つくば市)、椛搦R栄建築設計事務所(土浦市)に決めた。看護専門学校は校舎棟がRC造3階建て延べ6300u以下、体育館がRC造平屋一部2階建て延べ1200u以下で、2016年度後期から建設を見込む。一方の保育所はW造平屋建て延べ1300u以下で15年度から建設予定だ。
この事業は、土浦協同病院の移転に伴い、移転地に近接する土浦市おおつ野2−3(30街区)の敷地3万6243・37u(準工業地域)へ、看護専門学校と保育所を建て替えるもの。
15年初期の開院を目指し先行して建設が進む土浦協同病院では、設計を活イ設計(東京都)、施工を鹿島建設梶i東京都)と、それぞれ大手企業が担当。
JA県厚生連では看護学校や保育所の建設について、地元で対応できると判断。工事に向けて、一般競争による初の設計委託入札を県南地域の設計業者を対象に昨年11月に公告し、12月3日で参加を締め切った。その後、選考作業に入り、年明け上旬の役員会を経て、両施設の設計業者が決まった。
看護学校は3学年360人規模で、校舎棟RC造3階建て延べ6300u以下、体育館がRC造平屋一部2階建て延べ1200u以下を想定。保育所が0〜5才児200人規模で、W造平屋建て延べ1300u以下を想定している。
今後のスケジュールについては、学校が本年度後期に基本設計、新年度前期に実施設計を策定し、新年度後期から2カ年で建設工事を行った後、2016年4月開校を目指す。
保育所は新年度に基本・実施設計をまとめ、2015年度に建設工事を行い15年11月竣工、12月供用を予定している。
なお、今回の業務範囲は、学校と保育所の設計(基本・実施)、工事監理。
設計入札に際して、1993年以降、教育施設や他の公共公益施設で延べ1500u以上、公共公益施設などでW造延べ500u以上の設計を行った実績が求められていた。