日本工業経済新聞社(埼玉)
2014/01/09
【埼玉】川の消火基地が知事会優秀賞獲得
埼玉県は「命をつなぐ川の消火基地づくり」事業が全国知事会(山田啓二会長=京都府知事)で優秀政策として表彰された。
川の消火基地整備は、消防士の水面への接近を容易にするため扉付フェンス、階段通路を設置するもの。取水のための水深、水量を確保するため取水ピットを取り付け、位置を看板で明示する。施設の点検、ピットの清掃などを地元消防に依頼する。
消防ポンプ車は20mのホースを20本備え、これらをつなげると400m伸ばすことが可能。消防ポンプ車を2台連結させると、路地裏など曲がりくねった部分を考慮しても消火基地から市街地内の500mの範囲で送水することができる。
密集市街地を流れる都市河川において、災害時の緊急的な消防水利として川の消化基地の機能を持たせる。