建通新聞社(神奈川)
2014/01/08
【神奈川】南万騎が原駅周辺 住宅団地型既存住宅流通促進モデル事業に採択
「相鉄いずみ野線南万騎が原駅周辺区域」が、国土交通省の「住宅団地型既存住宅流通促進モデル事業」に採択された。相鉄グループとUG都市建築(東京都新宿区)が提案申請していた。
同事業は高度経済成長期に開発した相鉄いずみ野線沿線地域で、超高齢化社会となる今後も持続的に活力のある地域にしていくため、住宅所有者の意向や地域が必要とする機能の調査などを実施。既存住宅が循環利用される住み替え促進事業などを推進する。対象エリアは、横浜市旭区万騎が原と同柏町。
具体的な事業内容は▽住宅の利活用実態の把握と意向の調査・分析▽住宅の住み替えや流通・活用に関する情報提供や相談対応▽住宅のインスペクション(住宅診断)の実施▽リフォームに関する情報提供や相談対応、リフォームの実施▽生活利便サービスや子育て支援、介護支援など生活支援関連サービスに対するニーズの調査・分析―など。月内にも調査を開始し、2015年度にかけて事業を推進する。
相鉄いずみ野線沿線地域は、横浜市環境未来都市構想で「持続可能な住宅地プロジェクト」のモデル地域に指定されている。昨年4月に相鉄ホールディングスと横浜市が二俣川駅〜ゆめが丘駅沿線で「次代まちづくりの推進に関する協定」を締結した。また、沿線では駅前の再開発や土地区画整理事業などが進んでいる。これら既存のまちづくりと連携し、高齢社会に対応した再生型まちづくりに取り組む。