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建通新聞社四国
2014/01/07

【徳島】阿南丹生谷2期地区新路線の路線検討進む

 徳島県南部総合県民局阿南・産交は、広域農道阿南丹生谷2期地区で新路線の整備(常政・海老川工区)を計画しており、現在、トンネル区間を含む路線検討を復建調査設計徳島支店(徳島市)に委託し進めている。2014年3月10日に業務を終える予定。
 検討区間の延長は、構想設計(道路計画)が1500b、基本設計が道路600bとトンネル350b。いずれも現地調査、概算工事費の算出を含む。
 現在、構想設計の段階で、現地調査での地すべりや崩壊箇所の痕跡・兆候、支障物を把握し、関係機関や地元の意見などからいくつかのルート案を作成する。比較ルートの図化、選定する路線に必要と考えられる構造物を検討し、切土量や盛土量などを表す。このほか付帯構造物、工事数量の概算を算出する。
 1500bは比較検討する区間を合計した延長。道路の排水計画のほか、トンネル基本設計では、地質調査資料などの解析・評価に当たりトンネルタイプ(支保工、履工など)を考慮しながら、トンネル断面と概略延長を求める。また実施設計(14年度以降)までに追加すべき地質調査内容を検討する。
 場所は阿南市新野町。大日寺の西側・常政地区から海老川地区上流の農道(幅員7b)に至る新路線を整備する。トンネル位置は、山間部の尾根付近になる予定。