県商工労働部観光企画課は20日、プロポーザル方式により売却する南房パラダイスの最優秀提案者を公表した。動植物園は鰹盤興産(柏市布施914)、宿泊施設(いこいの村たてやま)は鰍アがね(館山市塩見233―4)に決定した。10月31日から実施した企画提案に11件(動植物園4、宿泊施設7)の応募があり、選考委員会の審査で決まった。県は今後、最優秀提案者と契約を締結し、事業者は来年3月31日までに売買代金を県に支払い、県は来年4月1日に施設を事業者に引き渡す。
企画提案の募集では、売払価格を動植物園が3499万6000円、宿泊施設が3700万円(いずれも消費税込み)としていた。また、契約では10年間の観光施設としての運営、提案事業の確実な実施、県民・市民への便宜供与の特約を付ける。