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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/12/20

【群馬】県渋川農村整備 北上野地区で1億5000万円要望

 県渋川農村整備センターは、赤城西麓地域で農地整備事業を展開している上狩野地区の来年度予算要求額を2億円とし、区画整理工などを促進。また、同じく赤城西麓での北上野地区でも来年度は1億5000万円を要望しており、道路工事などを実施する。

 同センターは、赤城西麓地域(渋川市赤城町)での農地整備事業や農道保全事業と、相馬ケ原地域(榛東村、吉岡町、渋川市)での農業水利施設の保全・整備事業を実施している。来年度の赤城西麓地域は、上狩野地区と北上野地区が大きく工事が動くことになりそう。
 上狩野地区は本年度から工事着手しており、区画整理工と排水路整備工が進行している。来年度についても、主に区画整理工11・7haへ事業費2億円を充当する計画を立てている。
 同事業の全体計画では全面積33・7haのうち、29・1haを対象に畑地かんがいと区画整理工を行うほか、道路工L約1q、畑地かんがい施設設置工(用水路)L6・8qを実施する。2017年度までを事業期間とし、全体事業費は6億4300万円を見込んでいる。本年度末での事業費ベース進度は37%となる。
 道路工は3タイプに分け、支線道路Aは全幅5〜6m、標準断面は上から表層工(密粒アスコン)t4p、上層路盤工(粒調30−0)t7p、下層路盤工(切砕40−0)t14p、置換工(山砕)t54p。支線道路B・Cは全幅3〜4mで標準断面はAと同様の構成。このほかに水路兼道路(W4〜5m)があり、道路両脇にアスカーブのようにコンクリート擁壁工を設置する箇所もある。用水路工は塩ビ管φ200〜100o、排水路工はU字溝300〜600oとなっている。
 北上野地区では1億5000万円を要望し、道路工L3・9mと用水路送水管工L0・9mを実施したい考え。
 全体計画では区画整理23・7haと畑地かんがい整備24・3haがメーン。その中に道路工L6q、排水路L3q、管水路工L6・9q、散水管路一式24・3haを含んでいる。総事業費は5億300万円を試算し、昨年度と本年度で区画整理工がほぼ完了。区画整理区域での道路工へ移る。本年度末時点での総事業費における進度は66・3%に達する。事業は16年度完了としている