建通新聞社
2013/12/20
【大阪】延伸へ総事業費600億円 北大阪急行
大阪府都市整備部は、北大阪急行の延伸計画で、約600億円とされる総事業費のうち、約100億円を負担する方向で調整に入る。松井一郎府知事と箕面市の倉田哲郎市長との会談を受けたもので、2013年度中の関係者間での合意を目指す。箕面市が約200億円を負担し、残る約300億円は国の補助金を見込む。
北大阪急行の延伸は、千里中央駅からさらに北へ、箕面市萱野までの延長約2・5`で計画。設置駅は(仮称)箕面船場と(仮称)新箕面の2駅。
延伸ルートは、千里中央から箕面船場までを地下、箕面船場から新箕面までを高架で検討している。
今後は、箕面市、北大阪急行など関係者間で事業主体や負担割合を調整。合意に至った場合、14年度に鉄道事業免許などを申請。その後、事業認可手続きに入ることになる。
倉田市長は、18年度中の完成を目指す方針を示しており、国の負担にめどが付けば延伸事業が一気に進みそうだ。
北大阪急行は、府や阪急電鉄などが出資する第3セクター。大阪市営地下鉄御堂筋線江坂駅〜千里中央駅までの5・9`を運行中。