静岡県は、2014年度当初予算編成要領に基づく部局調整案の概要をまとめた。一般会計の歳入見込み額1兆0984億円に対し、各部局が求める歳出の合計は1兆1412億円で、428億円が不足する状況。投資的経費については、13年度当初予算(1770億円)を2・6%下回る1724億円が計上されている。今後、各部局が提出した事業の目的や必要性を精査し、歳出の重点化・スリム化や歳入確保による調整を実施。14年2月中旬をめどに当初予算案をまとめる。
部局調整案による14年度当初予算の歳出規模は、一般会計が1兆1412億1300万円(13年度当初比0・2%増)、特別会計が4951億2800万円(同13・8%増)、企業会計が571億1400万円(同10・8%増)。
一般会計の主な歳出は、災害復旧費が13年度当初比15・5%減の87億円、投資的経費が同2・6%減の1724億円(うち公共・直轄が同3・1%減の901億円、単独が同2・0%減の823億円)。
特別会計の主な歳出は、清水港等港湾整備事業が65億6400万円(同1・8%減)、流域下水道事業が162億1400万円(同13・0%増)。企業会計では、工業用水道事業が75億3400万円(同0・5%増)、水道事業が98億4100万円(同1・6%増)、地域振興整備事業が12億3000万円(同44・5%増)となっている。
部局別の予算額を見ると、交通基盤部が13年度当初比3・6%減の1545億6100万円、経営管理部が同0・2%増の3145億6600万円、経済産業部が同7・0%減の370億5000万円、教育委員会が同1・1%増の2697億2300万円を計上している。
(2013/12/20)
建通新聞社 静岡支社