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建通新聞社(岡山)
2013/12/20

【岡山】2016年着工に向け事業推進 県警察本部庁舎整備 岡山県

 岡山県は17日に開催した県議会常任委員会で、計画している県警察本部庁舎整備事業について、事業の必要性や緊急性が認められ、内容も適当であることから事業を進めるとする総合評価結果を明らかにした。
 県では事業評価委員会や県民からの意見を踏まえ総合的に検討。示された方針によると、2013年度の基本計画に続き、14年度に基本設計、15・16年度実施設計・解体設計を外注。16年度から建設予定地の南庁舎を解体、埋蔵文化財調査を経て本体建築に着手し、19年7月完成予定というスケジュールを想定している。可能な限り早期の完成を目指すとしており、厳しい財政状況を踏まえ、整備内容は機能性・効率性を重視し、華美にならないように配慮するとともに、建設費と管理運営費はできるだけ縮減を図るよう努めるという。
 事業は、県庁舎敷地内にある南庁舎を解体、跡地の約1400平方bに免震構造で鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下1階地上13階建て延べ1万9000平方bの庁舎を建設する。事業費は建物建設費等89億5400万円(消費税8%・10%で試算、以下同)、解体工事費2億9920万円、設計・調査費等4億1331万円、セキュリティー等特殊システム整備費9億1414万円など。管理運営費は年間1億4224万円と試算。
 基本計画は日本設計・宮ア建築設計事務所共同企業体が担当している。