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建通新聞社
2013/12/19

【大阪】最優秀提案者にハヤト通商 府屋根貸し事業

大阪府住宅まちづくり部は、府有建築物の屋根貸しによる太陽光発電設置促進事業の最優秀提案者(事業予定者)として、ハヤト通商(茨木市)を選定した。対象施設は募集13施設のうち唯一提案のあった春日丘高校。今後、事業実施に向けた詳細協議を行い、屋上に太陽光パネルを設置。2014年度以降、20年間の売電を目指す。
 同事業は、活用可能な府有建築物の屋根スペースを対象に、民間資金によって太陽光発電システムを導入し、再生可能エネルギーを促進するもの(屋根貸し事業)。最優秀提案の評価点数は130点満点中73点だった。
 提案では、春日丘高校の管理・普通教室棟(鉄筋コンクリート造4階建て)の屋上580平方bのうち、393平方bに太陽光パネルを設置。防水工事を実施し、一般的な10年保証のほか、事業者として20年間にわたる全保証を行う。
 併せて、太陽光発電に関する環境教育・学習に役立たせるため、瞬発時発電電力・累積発電量を表示する装置を設置。
 太陽光発電設備容量は47・35`hを予定。使用料見込みは年間3万9300円(100円×393平方b)。場所は茨木市春日2ノ1ノ2。
 提案のなかった12施設については、採算性の高い(仮称)泉北・泉南地域支援学校(泉南市信達牧野40ノ1)と南大阪高等職業技術専門学校(和泉市テクノステージ2ノ3ノ5)の2施設だけを再公告。12月24日まで参加表明を受け付け中。残る10施設はいったん事業対象から外し、応募条件の見直しと併せて、再度、14年度以降の実施施設として検討していく。