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建通新聞社(神奈川)
2013/12/18

【神奈川】横浜市 花月園跡地の開発に向け、価格減額要望

 花月園跡地が生まれ変わる―。花月園競輪場跡地について横浜市は、年内にもUR都市機構神奈川地域支社に「防災公園街区整備事業」による事業要請を行う。事業化後URは、花月園跡地約8・1fのうち県有地部分約6・9fを取得し、隣接する民有地を含めた一体的なまちづくりを進める。防災公園や宅地を整備し、完成後に宅地を民間に売却、防災公園を市に売却する。事業期間は2014〜20年度の見込み。
 URが新たに開発するのは、鶴見区鶴見1〜岸谷4地内の花月園競輪場跡地。線路側に隣接する民有地(JFE岸谷社宅跡地)も合わせ、全体約10・5fのエリアを一つのまちとして整備する計画。14年度から防災公園や住宅用地、道路などの設計を行い、競輪場施設を除却し、20年度までに順次基盤整備を進める。
 跡地内は、北西側の競輪場バンク跡約4・3fを公園エリアに、東南側の約4・5fを住宅エリアとする。両エリアの間には幅員12bの地区内幹線道路を、住宅エリア内に幅員6bの地区内街区道路を整備=図=。造成完了後、民間事業者に売却する住宅用地は、集合住宅用地としての用途が見込まれる。
 跡地の線路側に隣接する民有地約2・4fは、大和ハウス工業と三信住建、京浜急行電鉄が取得し、現在は駐車場として利用している。ここにも集合住宅が整備されるもよう。
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 横浜市の林文子市長は12月17日、神奈川県の2014年度予算に対し、花月園競輪場関係県有地等の価格の減額措置を要望した。整備完了後の防災公園を市が買い取り管理するため。URがいったん県有地を取得することで、市は、防災公園代金を割賦で支払うことなどが可能になる。黒岩祐治知事は「花月園が生まれ変わるだろう」と応じ、前向きに対応する姿勢を示した。事前に跡地の視察を行ったことも明らかにした。