静岡県は、(仮称)富士山世界遺産センターの建築設計を公募型プロポーザル方式で、2014年1月に公告する予定だ。16日に開かれた県議会12月定例会の企画文化観光委員会で県当局が方針を示した。
県は、13年度〜14年度に基本設計、実施設計を予定している。設計者選定に当たっては、「質の高い建築設計を行うため、公募型プロポーザル方式を採用し、若手を含む多くの建築家への門戸を開く」としている。
14年1月に公告し、1次審査、2次審査(プレゼンテーションとヒアリング)を経て、3月に選定する予定。審査委員会は高階秀爾大原美術館館長他5人で構成する。
施設規模は延べ面積4300平方b程度とし、展示室、研修室、図書室、研究室、収蔵庫、レストラン・カフェなどを備える計画。予定事業費は40億円程度を見込んでいる。建設地は富士宮市宮町のせせらぎ広場周辺地で、敷地面積が約7300平方b。
整備スケジュールでは、設計の他、建築・展示・外構工事を15年度〜16年度とし、16年度中の開館を目指す。
(2013/12/18)
建通新聞社 静岡支社