建通新聞社四国
2013/12/17
【香川】蓬莱橋架け替えで年度内に施工計画検討
国土交通省香川河川国道事務所は、土器川水系河川整備事業の堤防整備に伴い丸亀市土器町にある蓬莱橋を架け替える。同橋梁建設に向けて2013年度中に施工手順や調査などの施工計画検討業務を発注する計画。14年度以降に詳細設計に着手する。
同橋梁は、高松市から丸亀市中心部をつなぐ県道33号高松善通寺線の土器川下流部にある。毎日2万2000台の交通量がある中讃地区の産業および生活の基幹道路となっている。
橋梁周辺である飯野地区は、治水安全と環境保全のため推進している土器川河川整備事業において河道湾曲の是正を目的に行う右岸堤防の引堤工事を計画している。同工事では川幅の拡張に伴い現橋梁の橋長約140bから約176・5bに延伸する必要があり、架け替える。
計画では、既存橋梁2橋の北側に仮設橋を建設。高松方面への上りの既存橋梁から撤去し新橋を建設。完成後丸亀市中心部方面への下りの橋梁を撤去し新橋を建設する。
新設する橋梁は、延長176・5b、幅員11・75b(3bの歩道含む)。橋台2基、橋脚2基で鋼床版箱桁橋を想定している。上下線の2橋建設。新設する橋梁には、歩行者の安全を考慮し上下線ともに歩道を設置する。
土器川河川整備計画は、12年9月に策定。対象期間を策定から約30年間に設定し、整備区間を大きく上・中・下流の3地区に分け、下流部である飯野、土器箇所から順次整備に着手する。