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建通新聞社四国
2013/12/17

【高知】土佐くろしお鉄道の14年度事業

 土佐くろしお鉄道(本社 四万十市駅前町7ノ1)は、2014年度の事業計画として夜須高架橋など4橋の落橋対策工事や中村駅の耐震補強などを行う予定。
 14年度に落橋対策工事を行うのは、緊急輸送道路との交差箇所となる、ごめん・なはり線の夜須高架橋(香南市赤岡町〜夜須町)、第3赤岡高架橋(香南市赤岡町)、中村・宿毛線の第1中須賀高架橋(宿毛市宿毛)、松の岬高架橋(黒潮町白浜)の4橋。
 これらの高架橋は全てラーメン構造で、柱への巻き立て工法で補強する。補強する柱は、第3赤岡高架橋が4本、第1中須賀高架橋が20本、松の岬高架橋が1本。夜須高架橋は15年度までの2カ年で、あかおか駅から夜須駅までの延長3・1`の柱92本を14年度は44本、15年度は48本補強する。
 中村駅では、2階建ての駅舎のうち南側にある事務所や運転指令室を鉄骨ブレースや耐震壁増設などで補強する。
 このほか、隣接民家に影響を及ぼす橋梁の落橋対策を行うため、黒潮町川奥の犬又谷橋梁で耐震設計を行う。工事は15年度に実施予定。落橋防止装置を設置する。
 同社では、15年度以降も関係市町村と協議し、落橋対策や高架橋の耐震対策を順次進める。