建通新聞社
2013/12/17
【大阪】JR天王寺駅北地区活性化検討へ 大阪市
大阪市天王寺区役所は、JR天王寺駅北地区の活性化まちづくり調査検討業務の公募型プロポーザルで、受託予定者として地域計画建築研究所(大阪市中央区)を選定した。地域住民の意見を聞きながら検討を進め、本年度中にハード・ソフト両面からのモデル事業構想案をまとめ、エリア再整備に向けた課題を示す。2014年度にはハード面の検討を深めた上で、再整備に関心のある民間事業者を対象に意向調査を実施する方針だ。
対象地区は、JR天王寺駅北地区のうち、複合商業ビルや商店街などからなる大阪市天王寺区堀越町13〜16番街区のエリア。阿倍野再開発や天王寺動植物公園の整備、あべのハルカスなどの再開発が周辺で進む一方、商業ビルの老朽化、密集した老朽木造建物や商店街の空き店舗が目立つなど、防災・防犯上、大きな課題を抱えており、ハード・ソフト両面から地区再整備に取り組む。
検討業務では、現況把握から課題の整理、将来の地域活性化につながるまちづくり事業手法の検討、モデル事業構想案の作成を行う。
具体的には、ハード事業のコンセプト、JR天王寺駅など周辺エリアとの調和・連携施策、公共施設計画、施設建築物計画、資金計画のモデル、概算事業費、事業成立性などを検討し、早期具体化を目指す。納期は14年3月末まで。