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建通新聞社(神奈川)
2013/12/13

【神奈川】神奈川県住宅営繕事務所 二俣川看護福祉高校新築調査設計の公募型プロポーザル 金子設計を特定

 神奈川県住宅営繕事務所は、「二俣川看護福祉高校新築工事調査設計」の簡易公募型プロポーザルで、金子設計(横浜市磯子区)を最優秀提案者に特定した。今後、特定者に見積もり書の提出を求める。契約後の設計納期は2014年3月31日まで。
 プロポーザルには5者が参加。最優秀提案は、コリドールなどの意匠面での工夫により、北側正門からの玄関・昇降口の視認性を確保。配置計画や、職員・生徒動線に配慮した機能的な平面計画などが評価された。評価点は83・7点。
 調査設計では、建て替えに向けての現況把握、調査設計案の作成などを行う。調査設計案の作成では、建築調査設計案(意匠・構造)、設備調査設計案(電気・衛生・空調・昇降機)を作成。工事費も概算する。
 計画では、二俣川看護福祉高校(横浜市旭区中尾1ノ5ノ1)の本館棟、特別教棟、看護実習棟を新生徒棟と新特別教室棟に建て替える。敷地は3万5216平方b。第一種住居地域で準防火地域。
 既存の看護実習棟と特別教棟を第1期で除却し、新棟を建設。完成後、本館棟を第2期で除却する。建て替えに際しては、工事期間中に使用する仮設校舎と支障となる外構整備を行う。仮設校舎の規模は鉄骨造2階建て延べ約2500平方b。この仮設工事を14年度にを発注し、4カ月の工期で建設。また、建設用地を確保するため、校舎棟と工作物の除却と必要な設備などの切り回し工事を行う。
 建て替えの計画規模は、鉄筋コンクリート4階建て(塔屋有り可能)延べ6931平方b。施設内容は、管理関係が事務室、職員室、情報管理室、会議室、保健室・進路指導室、教材室など。教室関係が講義室、普通教室(12教室)、図書室、視聴覚室、サーバ室など。設備は、電気、空調、衛生、昇降機など。昇降機(11人乗り)は、新生徒棟か新特別教室棟のどちらかに1台設置。予定工期は新生徒棟、新特別教室棟とも16カ月。総工事費は約20億7000万円(税込み)を想定する。
 現在の施設は、本館棟が1965年の建設で延べ3785平方b。特別教室棟が66年の建設で延べ1258平方b。実習棟が66年の建設で延べ1523平方b。