日本工業経済新聞社(群馬)
2013/12/11
【群馬】第2回群馬県生コンクリート品質管理監査会議
2013年度の第2回群馬県生コンクリート品質管理監査会議(辻幸和議長=前橋工科大学長)が9日、前橋市内のラシーネ新前橋で開かれた。本年度の全国統一品質管理監査結果や、前年度の品質管理監査合格工場に対する査察結果、本年度の加点評価方式による優良工場選定の集計結果などの報告が行われた。
本年度の品質管理監査は、7月22日から10月29日にかけて一般公募申込み分を含めた42工場で実施。監査実施にあたっては、国土交通省の高崎河川国道事務所や利根川水系砂防事務所、県からは県土整備部、環境森林部、農政部、さらに県建設業協会などから総勢148人が立ち会った。
監査の結果、減点数ゼロの工場は40工場。また減点評価を受けた工場は2工場あったものの、いずれも減点数が20点以下で本年度の適合判定基準を満たしていることが確認されている。加えて減点評価を受けた工場から速やかに改善報告書が提出され、改善が図られていることを確認したことも合わせて報告された。
また、前年度の品質管理監査合格工場への査察は、辻議長が9工場を選定して実施、すべての工場が各判定基準を満足しA評価となった。
加点評価方式による優良工場選定の集計結果については、(1)統一監査結果での減点が5点以下かつC判定が無い(2)加点評価項目の合計得点が70点以上である−ことを判定条件とし、この条件を満たす工場は受審42工場のうち47・6%の割合となる20工場であったことが報告された。このほか、次回の地区会議を来年3月10日に開催することや、2014年度の監査統括責任者および副監査統括責任者並びに監査員の選任も行われた。