建通新聞社
2013/12/05
【大阪】千里藤白台2期 14年度に募集条件検討
大阪府住宅まちづくり部は、府営千里藤白台住宅建て替えの2期事業着手に向け、PFIなど民活手法の導入を考えている。本年度中に事業スキームやスケジュールを固め、2014年度に事業者募集の条件を検討。早ければ同年度中に事業者募集コンペを実施したいとしている。
同住宅は、吹田市藤白台1、3丁目で阪急千里線北千里駅の東側に位置。既存住棟は1963〜64年に建設されたもので、老朽化が著しく、住環境の向上が必要となっている。敷地面積は全体で約9・3f。管理戸数全1128戸を2期に分け建て替える計画で、現在、1期事業(294戸分)が進められている。
2期事業は残る834戸(26棟)を対象に、集約高層化を図りながら建て替えるが、従前戸数より少なくなるもよう。また、建て替えで生み出された用地は民間事業者に売却して活用する。
事業スキームやスケジュールを固めるために、「大阪府営千里藤白台第2期住宅における民活手法の導入可能性の検討にあたってのアドバイザー業務」を条件付一般競争入札で公告。12月18日に開札し、委託先を決定する。
同業務では別途作成済みの基本計画を踏まえ、入居者移転支援のほか、府営住宅の撤去・設計・建設・監理業務などについて、事業者コンペを見据えて適切な手法を数案検討しコスト比較する。
併せて、活用用地への民間事業者の参入意向や生活支援施設誘致の可能性などの調査を行う。納期は2014年3月24日。
なお、民活手法による建て替えが決定した場合、14年度以降に別途外注する民活プロジェクトアドバイザー業務については、継続業務として今回の受託者と随意契約する予定だ。