建通新聞社(岡山)
2013/12/04
【岡山】昭和・三木設計JVに 倉敷市児島市民病院改築設計
倉敷市は、児島市民病院改築基本・実施設計を条件付き一般競争で入札した結果、1億1236万2000円で昭和・三木設計JVが落札した。
概要は、6階建て延べ1万3860平方b程度のエネルギーセンター棟を含む新病院を新築するもので、構造は鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造で免震構造を採用。また、第2診療棟の鉄骨造2階建て延べ1018平方bを改修(新病院との連絡通路の設計を含む)、院内保育所と第2診療棟以外の全ての建物を解体(鉄筋コンクリート造や鉄骨造の5階建て合計延べ1万1300平方b程度)、外構整備、太陽光発電設備などの自然エネルギーの有効活用−などの基本・実施設計。
新病院は、児島駅前2ノ39(敷地面積1万6762平方b)の南側の現駐車場に建て替えるもので、地域の中核病院として救急患者の受け入れや高齢化社会に対応した医療、検診や生活習慣病対策の強化などの医療機能の充実を図る。病床数は198床(一般病床168床、療養病床30床)で、診療科目は緩和ケア内科、皮膚科、精神科、歯科口腔外科を追加して23科。
2013〜14年度で基本・実施設計を進め、15〜17年度で新築工事、新病棟開院後の18年度に既存施設の解体、外構工事を想定している。概算工事費は、建築工事に41億5800万円、外構工事に1億7287万円、解体工事に1億8086万円など、総額47億9000万円程度を試算している。