日本工業経済新聞社(群馬)
2013/12/03
【群馬】県桐生土木が桐生伊勢崎線阿左美BP2期工区に来年度着手
県桐生土木事務所は、来年度から主要地方道桐生伊勢崎線阿左美バイパスの2期工区L400mの新設工事に着手する。同線では、2012年度に1期工区L1100mの工事が完了しており、2期工区では1期工区から延伸して、途中国道50号をアンダーパスし現道に接続するまでの区間が対象となり、16年度までの完成を目指している。国道50号のアンダーパス部分は現道には手を加えず、両側に歩道をボックスカルバートで整備する。
同事業は、桐生市中心部と伊勢崎市を接続する路線である現況路線で、特に桐生市街地から国道50号付近にかけて渋滞が著しくなっているためバイパス整備を計画。
現道が市街地を通っていることから拡幅ではなく、バイパス事業として2004年度から事業に着手している。同バイパスは、桐生市とみどり市の市境から南進、途中国道50号をアンダーパスし現道である主要地方道桐生伊勢崎線の東武鉄道阿左美駅付近に接続するまでのL1500mを全幅24m、両側歩道(W4・5m)、車道幅員15mで新設を進めており、両市の境から国道50号付近までのL1100mを1期工区として推進し、12年度に概成した。
2期工区は、国道50号のアンダーパス部分から終点となる現道との交差地点までのL400m区間で、アンダーパスの部分は、車道部分についてはすでに十分な幅員が確保出来ているため手を加えないものの、歩道を確保するために国道50号へボックスカルバートを新設する。2期工区の測量および全体設計は協和テクノ(高崎市)が担当。ボックスカルバートの規模は、現在パシフィックコンサルタンツ(東京都新宿区)に設計を委託して進めており、W3m、H2・8m、L約22m規模を想定している。
工事は来年度からを予定し、用地がまとまって取得出来た箇所から順次実施し、16年度の完成を目指して工事を推進していく。