建通新聞社四国
2013/12/03
【愛媛】警察署8施設を順次建て替え
愛媛県は、1981年以前の旧耐震基準で建設された警察署を今後、順次建て替えていく方針。対象となるのは松山東署など8施設。建て替え年次は未定だが、「計画的に早期に行う」方針。2012・13年度では今治警察署が建て替えられ、11月25日から新庁舎での業務が開始された。
8警察署の建て替えスケジュールなどは策定されていないが、計画的に順次建て替えを進めていく方針。県内には16警察署がある。
旧耐震基準で建てられている警察署は、新居浜警察署(新居浜市久保田町)、西条西警察署(西条市壬生川)、伯方警察署(今治市伯方町)、松山東警察署(松山市勝山町)、久万高原警察署(久万高原町)、伊予警察署(伊予市下吾川)、八幡浜警察署(八幡浜市広瀬)、宇和島警察署(宇和島市並松)。
8警察署の既設規模は、新居浜警察署が鉄筋コンクリート造3階建て延べ2119平方b。西条西警察署が鉄筋コンクリート造3階建て延べ1037平方b。伯方警察署が鉄筋コンクリート造3階建て延べ991平方b。松山東警察署が鉄筋コンクリート造5階建て延べ4564平方b。久万高原警察署が鉄筋コンクリート造3階建て延べ1129平方b。伊予警察署が鉄筋コンクリート造3階建て延べ1299平方b。八幡浜警察署が鉄筋コンクリート造5階建て延べ2581平方b。宇和島警察署が鉄骨造3階建て延べ2149平方b。
近い将来南海トラフを震源とする大規模地震の発生が危惧され、災害時には被災者の避難誘導や救出救助、緊急交通路の確保、被災者支援、被災地におけるパトロールなど警察署の果たす役割は大きく、早期の耐震化が望まれる。