建通新聞社
2013/12/02
【大阪】北・中部水みらいCのMソーラ事業者決定
大阪府は、北部水みらいセンターと中部水みらいセンターで大規模な太陽光発電システム(メガソーラー)を設置し、メンテナンスを行う事業者(リース事業者)の一般競争入札を行い、ともに阪神高速技術(大阪市西区)を落札者として決定した。入札金額は北部が11億1050万円、中部が10億9000万円。12月中に契約を結び、2014年7月1日の発電開始を目指す。
同事業は、水みらいセンターの構内に事業者が太陽光パネルや設備を設置。府が借り受ける形で、発電した電力を電力事業者に売り、リース費用などを賄うもの。また、大規模災害時による長期停電時には非常電源として各センターに電力を供給する。事業期間は20年間。
設置場所は、北部水みらいセンター(忠岡町新浜3丁目)と中部水みらいセンター(貝塚市二色南町6ノ1)内。
各約3fの用地に、予定出力2㍋h。推計発電量(平均年)は北部が毎年222万`h時(一般家庭620世帯に相当)、中部が毎年214万`h時(一般家庭600世帯に相当)となる。
予定価格は北部が12億8276万6000円、中部が12億5036万5000円だった。
初弾事業の南部水みらいセンターでは、NTTファイナンス・日本コムシス共同企業体を事業者として、ことし9月から発電を開始している。
府は、国の買い取り制度の価格動向にもよるが、14年度以降も同事業を拡大していく方針。対象施設には高槻水みらいセンター、中央水みらいセンターなどが考えられる。