建通新聞社(神奈川)
2013/11/26
【神奈川】神奈川県教育局 県立弥栄高校で太陽光発電設備のプロポーザル
神奈川県教育局は25日、「県立弥栄高等学校太陽光発電設備及び蓄電池設備導入事業」でプロポーザルを公告した。11月27日まで参加表明を受け付ける。29日に現地説明会を開催。技術提案書等の提出は12月2〜10日。12月中旬に審査し、契約予定者を決定。同月下旬に契約を結ぶ。
国のグリーン・ニューディール事業で実施。県立高校では、2012年度の横須賀工業高校に続く事業化。14年度以降も継続する予定。地域の防災拠点となる高校施設で、条件の合うものを選定する。
プロポーザルへの参加資格要件は、県競争入札参加資格で、電気工事のA、B、C等級であることなど。事業の上限額は2550万円。
場所は、相模原市中央区弥栄3ノ1ノ8。東棟、中央棟のうちから建物を選択し、その屋上に設置する提案を求める。ともに鉄筋コンクリート造3階建て施設の陸屋根。シート防水。完成は1983年。東棟の屋根面積は約2200平方b、中央棟の屋根面積は約約1100平方b。蓄電池設備は、中央棟1階・電気室内に設置する。発電した電力は、通常使用時は施設全体へ供給。停電時は、東体育館棟1階の照明などに使用する。
委託後の業務は、設計、太陽光発電設備・蓄電池設備の工事、屋上防水対策、届出手続きなど。災害発生などに伴う停電時に必要最小限の電力を確保する。パネルの設置などを適切な計画で実施するため、プロポーザル方式を採用する。
なお、県は12年度に県立学校施設で「屋根貸し」による太陽光発電事業参加事業者を公募。20施設(25棟)で太陽光発電を実施している。今後、県立高校での「屋根貸し」は行わない見通し