トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2013/11/22

【群馬】富岡市新庁舎に2015年2月着工

 富岡市は22日、新庁舎の基本設計案を発表した。新庁舎は「市民とともに進化する安全安心な100年庁舎」とする庁舎像を掲げ、行政西棟、議会棟、行政東棟、市民協働棟の4棟構成となる。事業費は32億1700万円を試算しており、2015年2月の着工、17年7月の事業完了を目指すことから14年11月にも発注されそう。

 新庁舎は当初、行政事務棟、議会棟、市民協働棟、保健センターの4棟で構想していたが、基本設計を進めていく中で「保健センター機能は別の場所の方がいい」という方向性が打ち出され、行政事務棟を東西2棟に分離することとなった。保健センター機能は新庁舎敷地とは別の場所に建設することとなるが、現段階では建設地や着工時期は定まっていない。
 建物の延べ床面積は4棟あわせて約8532uを見込む。行政西棟と議会棟はRC造+S造の3階建て、行政東棟はRC造+S造の2階建て、市民協働棟はW造+S造の平屋建てで計画している。まちの回遊性を高める鍵曲状の中庭や自然採光と自然通風を取り込む越屋根建築などを基本方針に掲げている。
 事業費は32億1700万円を想定しており、このうち外構工事費や解体工事費、備品購入費、用地買収費などを除いた本体工事費には24億9700万円を試算している。今後、引き続き一級建築士事務所隈研吾建築都市設計事務所(東京都港区)により実施設計を進めていく。
 実施設計作成後の15年2月、まず議会棟と行政西棟から着工する。残る行政東棟と市民協働棟はそれからおおよそ1年後の着工を見込んでいる。入札方法などは今後詰めていくとしており、現段階では未定。17年5月の全棟オープン、駐車場整備や外構工事などを含めて同年7月の事業完了を目指す。
 なお、12月2日から来年1月6日にかけて基本設計案に対するパブリックコメントを行うほか、12月8日には市民説明会を開催する。