建通新聞社四国
2013/11/15
【徳島】三好病院低層棟機能整備は14年度以降
県立三好病院の高層棟の改築を進めている徳島県病院局は、引き続き低層棟との動線の接続(通路のつなぎ替え)などについて工事着手するほか、低層棟の機能整備で内部改修や空調などの設備改修を14年度以降に図るため、日総建大阪事務所(大阪市中央区)などで検討している。また、完成後の旧高層棟などの解体も14年度以降に計画しており、設計を西田設計(徳島市)で急いでいる。
低層棟と高層棟との通路つなぎ替えなど、高層棟に関係する工事については、高層棟の改築を優先させるなどの理由から同棟改築工事の施工者と今後随意契約する考え。一方、医局や放射線、MRI関係の機能が高層棟に移った後の低層棟内の空き部屋を他の用途に使えるように内部改修するなどの機能整備自体は別工事として計画しており、今後、日総建・宮建築設計JVで設計を進める方針。低層棟の既設規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ4500平方b程度(床面積は救命救急センターも含む)。
また、既設高層棟などの解体については、同棟のほか、別館、準看護学院(医師会館)、渡り廊下棟、プロパン庫、焼却炉建屋を対象に計画。新設高層棟の完成と移転後に旧高層棟とその他建物を別にした解体工事として発注する予定。
各既設規模は高層棟が鉄筋コンクリート造6階建て延べ1万1151平方b、別館が鉄骨造2階建て延べ429平方b、準看護学院が鉄骨造2階建て延べ289平方b、渡り廊下棟が鉄骨造2階建て延べ54平方b、プロパン庫が鉄筋コンクリート造平屋9・6平方b、焼却炉建屋が鉄骨造平屋8・9平方bとなっている。