建通新聞社
2013/11/12
【大阪】施工パッケージ型積算方式導入へ 大阪府
大阪府都市整備部は、2014年1月1日以降に積算を開始する工事案件について、施工パッケージ型積算方式を導入する。適用案件の公告時期は2〜3月ごろになる見通しだ。同方式は、国土交通省がユニットプライス型積算方式に代わる積算手法として、ことし10月から導入したもの。対象案件は、国の基準に沿って適用していく。
施工パッケージ型積算方式は、直接工事費の機械経費・労務費・材料費を一つにパッケージ化した「施工パッケージ単価」を設定。受発注者の合意単価に加え、応札者単価を活用し、さらに複数年の単価の傾向や実態調査結果も参考とすることで、現場の実態に合った直接工事費を算出する仕組み。
従来の積算手法と比べ、積算作業を簡素化できるなどのメリットがあるとされる。
国交省では、昨年の試行導入で舗装、道路改良、築堤・護岸の施工パッケージ単価細別を先行して設定し、徐々に対象を拡大している。
府は、建設工事の入札参加資格登録業者向けの説明会を11月28日に開催する予定。技術情報グループの担当者は、「国の入札参加業者は慣れているかもしれないが、府の入札しか参加していない業者はなるべく説明会に参加してほしい」と呼び掛けている。