日本工業経済新聞社(群馬)
2013/11/08
【群馬】世良田土地改良事業の安全祈願祭を開催
石橋建設工業、石川建設、関東建設工業、岩崎工業の4社からなる世良田土地改良事業工事施工安全協議会は7日、太田市世良田町地内で工事安全祈願祭を開催した。当日は、事業主体である県東部農業事務所の小板橋克彦所長をはじめ、多数の来賓が訪れ無事故無災害での工事完了を祈願した。
式は神事に沿って進められ、斎鎌を小板橋所長、斎鍬が世良田土地改良区の毛呂秀夫理事長、斎鋤は施工者を代表して石橋建設工業の石橋孝也会長がそれぞれ行った。
その後、小板橋所長は「TPPの状態など現在の農業の状態を鑑みると、安定した基盤整備の確保は大変効果的で有効な手段だと確信している。1日も早い完成を目指してわれわれも事業の推進を図っていくので、今後ともなお一層のご理解とご協力をお願い申し上げる」とあいさつ。続いて、毛呂理事長が「本地区の土地改良は長年の悲願であり、県ならびに市、関係各位のご協力によりこの日を迎えたことは万感の思い。依然として農業をとりまく環境は厳しい状況にあるが、この工事により経営の合理化が図られ、安定的に農業を営むことができることを期待している」と話し、施工者を代表して石橋会長が「施工会社にとって無事故無災害で皆さまが求める工事品質を実現することが使命。各社が有する全経営資源と全技術力を投入するが、関係各位のご協力なくしては万全とは言えない」と施工にあたっての決意を述べた。
同事業は、太田市世良田町地内の農地A87haを対象に整地工事を3カ年で行うもので、本年度から4工区に分けてA計35・2haを実施する。