建通新聞社(神奈川)
2013/11/07
【神奈川】神奈川県 県立体育センター陸上競技場 再整備実施設計を都市計画研究所で
神奈川県は、県立体育センター陸上競技場の再整備に向けて、実施設計を都市計画研究所(東京都中央区)に委託した。落札金額は497万3600円。日本陸上競技連盟の定める第2種公認の検定基準に合格し、公認を継続するために必要となる改修を計画している。2013年度末までに作成。14年度以降の工事を見込む。
業務では、まず、日本陸上連盟による事前調査の報告を基に、現状を把握・整理。その上で、適用設計条件や設計基準、関連機関との調整内容を確認し、現地細部調査を行う。
実施設計に着手する前には、@基本的内容の整合性A安全性・機能性に関する検討と設定B施工性・市場性に関する検討と設定C維持管理性に関する検討と設定D既存施設の保全・撤去・再利用に関する検討と設定E目標工事費との調整−などを実施。これらを総合して、走路関係、施設関係などの実施設計(撤去を含む)を作成。数量計算、概算工事費の算出なども行う。
施設の所在地は藤沢市善行7ノ1ノ2。1962年3月の開場。施設内容は、トラック(4715平方b)が、1周400b、8コース単心円、オールウエザー舗装。フィールド(1万0310平方b)が、走高跳2面、槍投2面、砲丸投2面、円盤投2面、ハンマー投2面。アウトフィールド(340平方b)が、棒高跳2面、走幅跳2面、三段跳2面。収容人数は1万4030人(座席数約4000・メーンスタンドのみ固定座席、他は芝生席)。
日本陸上競技連盟は、競走路、跳躍場、投てき場、構造物−のぞれぞれに第2種公認の検定基準を定めている。