日本工業経済新聞社(群馬)
2013/11/07
【群馬】県渋川土木、渋川松井田線L810mで歩道設置
県渋川土木事務所は、伊香保町中心部で主要地方道渋川松井田線のL810mを区間対象に、歩道再整備と再舗装工事を計画している。現在、社会資本総合整備交付金事業(交通安全)により両側に歩道W2・5mを設置へ向け、用地調査を進めている。
保健センター前にある渋川松井田線伊香保交差点から徳富蘆花記念文学館駐車場までのL810mを「伊香保工区」と定め、両側で歩道幅員2・5mを確保しつつ、車道を含めた全幅12mで半たわみ性舗装を採用し、再舗装する。
昨年度に詳細設計、本年度に用地調査をそれぞれ技研コンサル(前橋市)が担当している。早ければ来年度にも用地交渉へ入ると見られるが、当面は地元の事業に対する理解を得ることに力を注いでいく。同線では主に北側にW1〜2m程度で歩道が設置してあるが、両側にW2・5mを確保するには補償物件数も多くなりそう。
半たわみ性舗装は、渋川市が進める伊香保温泉再生事業で広く採用されている。同事業はこれまでに2004〜08年度までを第1期、09〜本年度までを第2期として、石段の延伸や道路・広場の整備などを進めており、半たわみ性舗装による石畳風の舗装を取り入れてきた。
同線は伊香保町を東西に抜けるメーンストリート。県でも伊香保温泉の魅力を生かしたまちづくり推進への支援として、新規事業で歩行環境の改善に取り組むことになった。歩きやすいまちを目指して県道歩道の連続性確保とともに、「伊香保温泉らしい統一した景観整備」が求められ、県道・市道の舗装デザイン・材質の統一を図ることになった。