建通新聞社(神奈川)
2013/11/06
【神奈川】神奈川県県土整備局 保土ケ谷公園など3公園 長寿命化計画策定に着手
神奈川県県土整備局は、県立公園の施設長寿命化計画で、新たに保土ケ谷公園など3公園の計画策定に着手する。年内に計画策定委託先選定の条件付き一般競争入札を公告する予定だ。
公園施設長寿命化計画は、施設の老朽化に対応する改築・更新時期を平準化することによるライフサイクルコスト低減を目指す。事後的な修繕補修から、予防保全的な維
持管理への転換を図る。局は、県立公園の長寿命化計画の策定を順次進めており、これまでに恩賜箱根公園、辻堂海浜公園、七沢森林公園などが策定済みとなっている。2015年度までに全公園にの長寿命化計画を策定。計画的に再整備や改修を進め、予算の平準化を図る計画だ。
整備や改修に当たっては、耐用年数や管理手間を考慮した工法や製品、規格などを選択し、トータルコストの軽減に努める。
県立保土ケ谷公園は、県内で初めて造られた運動公園。1949年に完成し、96年に改築された硬式野球場は、高校野球の主要会場。97年に改築された天然芝のサッカー場は、2002年のワールドカップサッカーの際、サブグランドとして整備された。このほか、07年に人工芝化されたラグビー場のほか体育館、テニスコート、運動広場など多くのスポーツ施設がある。また、スポーツ施設だけでなく、120本を超える梅が植えられている梅園、文化の拠点「かながわアートホール」などもある。
所在地は、横浜市保土ケ谷区花見台ほか。 公園開設面積は34・7f。駐車場は最大808台収用。57年の開園。年間利用者数は約70万6000人。神奈川県公園協会が指定管理している。
横浜川崎治水事務所が長寿命化計画策定を発注。総合評価方式を採用する。
県立相模原公園は、園内に、広い芝生広場、フランス風庭園、花菖蒲園、温室グリーンハウス、雑木林などがある。所在地は相模原市南区下溝ほか。公園開設面積は23・78f。79年の開園。年間利用者数は約69万8000人。神奈川県公園協会が指定管理している。
厚木土木事務所津久井治水センターが長寿命化計画基礎資料作成の入札を公告中。11月中旬に委託する。
県立津久井湖城山公園は、城山ダムの両岸にある2つの苑地と津久井城址である城山を含む都市公園。「水の苑地」「花の苑地」「根小屋地区」などがある。
所在地は相模原市緑区根小屋ほか。公園開設面積は約47・5f。99年の開園。年間利用者数は年間約26万6000人。神奈川県公園協会が指定管理している。
厚木土木事務所津久井治水センターが長寿命化計画基礎資料作成を発注する。