トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2013/11/06

【群馬】東公民館1700u移転新築は年内3分離 前橋市

前橋市は、東公民館の移転新築工事を建築・機械・電気設備の3分離で発注、そのうち建築は年内に公告し、機械・電気は年明けに指名競争入札で発注する。新施設はRC造平屋建て、延べ床面積約1700u。本年度の東公民館整備事業には1億1148万6000円および債務負担行為3億5000万円を設定している。

新公民館は、前橋市公民館では初となる洋風デザインを採用したRC造平屋建て、延べ床面積約1700u。建設地は、箱田町542番1外地内の敷地約5100uで、市道00−131号線(南部環状線)沿い、南部滝川橋の東側用地。現在、同地内にある3件の物件移転補償を進めており、すでに移転契約が完了している。
新公民館の建設基本方針は、地域の生涯学習拠点として世代を超え、すべての住民が気軽に利用できる「開かれた公民館」と位置付け、館内の中央に住民交流・作品スペース(246u)を設ける。このスペースは市民が集えて、多目的に活動できる魅力的な空間となる。また、地域住民の暮らしに役立つ充実した図書館機能を備えようと、図書館分館(296u)を館内北側に確保。図書館の蔵書数は現在検討中だが、分館内には読み聞かせコーナーも設けて、親子でゆっくり本が楽しめるようにする。また、市民サービスセンターを備え「地域づくりの拠点としての公民館」、さらに防災倉庫や非常用電源装置、蓄電池を完備し、災害時に避難場所、防災拠点としての役割を担う「安全・安心な公民館」を目指す。加えて、太陽光発電設備(10kW)、地中熱利用の空調機を導入し「地球にやさしい公民館」というテーマも掲げている。
建物は、敷地内の西側へ建設し、東側は公民館の駐車場用地として利用する。駐車場台数などは現在検討中で、外構工事も含めて来年度中の完成を目指す。
施設内部は、館内西側にステージ付きホール(345u)、その北側に視聴覚室(105u)、防災倉庫(30u)、倉庫、機械室などを設ける。館内中央には、住民交流・作品スペース(246u)を確保し、北側へ男女トイレ、造形創作室(60u)を配置。その南側に和室(41u)、会議室(180u)を置く。会議室は可動式の間仕切りを採用し、人数や状況に応じて柔軟な利用に対応する。館内西側には、図書館分館、事務室(112u)、料理実習室(69u)などをレイアウトする。
建築本体の工事は、14年内の完成を目指し、そのほか外構工事、備品購入や搬入などを同年度内に済ませて開館する予定。