日本工業経済新聞社(茨城)
2013/11/06
【茨城】国道354号促進協 古河境BP事業化要望
県内の9市1町(古河市、境町、坂東市、常総市、つくばみらい市、つくば市、土浦市、かすみがうら市、行方市、鉾田市)の首長と議長で構成される国道354号整備促進協議会(会長・中川清土浦市長)は1日、県庁の立藏義明土木部長を訪問。古河市と境町にまたがる(仮)古河境バイパス整備の事業化を要望したほか、境岩井バイパス(境町〜坂東市)など5区間の整備促進を求めた。
国道354号は、水海道バイパスなどの開通に続き、ことし2月には谷田部バイパスの一部区間、7月には岩井バイパスの一部区間が供用し、現在は境岩井バイパスなどの整備が進む。
県庁を訪れた一行は、立藏土木部長に面会。中川会長を中心に、事業着手区間5カ所の早期完成と新規事業化1カ所について特段の配慮を求めた。
県側はこれを受けて、要望箇所ごとに進捗状況を説明。続いて、各市の首長や市議会議長、県議会議員が意見を述べ、整備促進を要望した。
なお県側の説明によると、境岩井バイパスは、延長6・3qのうち、県道結城野田線から県道若境線までの2qを優先区間とし、工事を推進中。圏央道整備に合わせ、工事を進めてきたい考え。岩井バイパスは2・3qで工事を進めていく。
谷田部東拡幅は、学園西大通り〜学園東大通り大角豆交差点までの2・5qを4車線化するもの。渋滞箇所となっている大角豆交差点の400m区間を優先整備区間とし、用地買収を進めている。
土浦バイパスは、木田余跨線橋から現道を離れ、土浦市手野町で現道に戻る延長3・98qのバイパス4車線化事業。一部暫定2車線区間を含め、供用している。本年度は、暫定2車線区間の4車線化に向けた整備と木田余跨線橋付近の用地買収を進めていく。
汲上地区拡幅(延長560m)は、用地買収が終了した中央付近の170m区間が供用。今後も残用地の確保に努める。