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日本工業経済新聞社(茨城)
2013/11/02

【茨城】県企業局 城東テクノが進出 江戸崎工業団地3ha

 県企業局は、住宅用建築資材などの製造・販売を手がける城東テクノ梶i大阪府枚方市招提田近、末久泰朗社長)と、江戸崎工業団地の約3haについて土地売買契約を締結した。稲敷市内の2工場が手狭なことから新工場を計画。今後、規模や着工時期を定め、遅くとも2015年春に稼働させたい考えだ。
 城東テクノは、稲敷市で建築資材の製造を開始して10年になるが、販売が好調に推移し、既存工場が手狭となったことから、現従業員の通勤可能圏内に工場用地を確保し、製造ラインの合理化、効率化、増強を図る。
 場所は、稲敷市江戸崎みらい1−2の一部で、江戸崎工業団地第1号画地の分譲面積3万31・37u。
 10月31日には末久社長が中島敏之企業局長のもとを訪れ、1u当たり2万5000円の、合計7億5078万4000円で土地売買契約を交わした。
 早急に計画を進めたい意向はあるものの、既存工場と新工場の業務配分が定まっていないことから、規模や着工時期はまだ示されていない。ただ遅くとも2015年春には稼働させたい意向だ。
 城東テクノは、基礎コンクリートと木質土台をしっかり絶縁して住まいの耐久性を高める「キソパッキング」や、浴室区画の気密性能を高め省エネ効果をアップさせる「キソ点検口」などを製造販売。資本金3億1010万円で、売上高はことし3月期で163億8037万円。従業員数はことし9月末現在で335人。
 江戸崎工業団地は圏央道稲敷ICから約1・5qと利便性が高い。開発面積43ha、うち分譲面積が29・1ha。現在も土地造成が進む。立地済み面積は14・4haで企業立地数は今回で3社目。