建通新聞社
2013/10/31
【大阪】瓜破東2丁目地区土地区整事業認可 大阪市
大阪市は、新たな土地区画整理事業として、瓜破東2丁目地区の施行を10月25日付で認可した。市営住宅(瓜破東住宅3号館)の建て替えに併せて区画整理を行うもので、対象エリアは大阪市平野区瓜破東2、4丁目の一部など約1・8f。2020年3月末の事業完了を目指す。
基盤整備については、市営住宅建て替えに併せて、エリア内中心部を南北に通す幅員12bの道路を整備する。
用地の整理では、同地区に隣接する民間保育園(天宗瓜破東園)が区画整理に併せて建て替えるため、土地交換により敷地の整形化と道路用地の確保を図る。建物移転は権利者負担で民間保育園と調整中。
瓜破東住宅3号館の建設工事は議会案件として今後公告する予定で、年内に入札し、3月議会に契約議案を上程。承認を得てから着工し、約2年の工程で完成させるスケジュールを組んでいる。
計画規模は鉄筋コンクリート造11階建て延べ約7200平方b。配置戸数は130戸。建築実施設計を都市環境設計(大阪市浪速区)、設備実施設計を旭設備計画(大阪市中央区)が担当した。
現在、11月末までの工期で既存住棟の解体撤去を進めている。
同土地区画整理事業は、市営住宅建て替えと道路整備が計画の大半を占めるが、地番の整理や民間保育園のスムーズな建て替えも主要な事業目的となっている。
今後、仮換地を指定し、13〜16年度に瓜破東住宅3号館と民間保育園の建て替えを行う。16年度末に道路予定部分の用地を引き渡し、18〜19年度に市営住宅の次期分(4号館)の建て替えに併せて道路残部を整備。19年度末に換地処分と建設局への道路引き継ぎを行い、事業を完了する。