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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/10/30

【群馬】太田市が市場の整備を計画

 太田市は、新たな斎場の建設を計画している。現在は2016年度の設計着手に向けて内部で協議を進めている段階で、14〜15年度は既存する火葬炉が入るレンガ部分を改修するとともに、新施設整備に向けて基本構想や計画をまとめていく。新施設については、現在地での建て替えを予定しており、具体的な施設規模などは未定だが、火葬炉の数を増やす方向。第8次実施計画では設計委託費に6700万円を試算している。

 太田市斎場は、RC造一部S造平屋一部3階建て、延べ床面積3069・17uの施設で、本館と待合・集会棟の2棟に分かれている。本館では、告別ホールなど3つのホールと6基の火葬炉(台車式)があり、延べ床面積は2040u。待合室・集会室棟は待合室3室に集会所2室などを備えており、延べ床面積は701u。駐車台数はは170台程度。
 建設してから30年以上が経過し、火葬炉や施設全体が老朽化している。火葬炉レンガ部分の老朽化が特に進んでおり、6基すべてで改修工事が不可欠であることから、来年度に4基、2015年度に2基を大規模改修する。
 新施設の具体的な計画案は、今後策定する基本構想の中で詰めていくものの現況では現在地での改築を考えている。来年度から3カ年の事業計画を示した新生太田総合計画第8次実施計画では、太田市斎場施設整備事業として事業費を試算しており、レンガ部分の改修を行う14年度は3800万円、15年度は1900万円を配分し、16年度は設計委託費として6700万円を計上している。設計費は、具体的な施設規模を想定しての金額ではなく、他市町村における斎場建設の状況をみてのものとしている。
 施設規模については、今後使用件数の増加が見込まれることから炉数は増やすものの、式場については、建設当初と比べて市内に民間施設もある状況であるため、小規模な式場となりそう。今後は来年度から基本構想の策定に着手し、16年度に設計を委託、工事は17年度以降となる。