建通新聞社(岡山)
2013/10/30
【岡山】国直轄で施設整備など推進 大山隠岐国立公園(大山蒜山地域)
環境省中国四国地方環境事務所は、大山隠岐国立公園(大山蒜山地域)における自然環境の保護と利用上重要な公園事業の整備を国の直轄事業による公園利用施設整備として推進するため、中長期を対象とした整備基本計画の策定作業をプレック研究所(大阪市西区)に委託して開始した。
業務対象は、大山隠岐国立公園のうち岡山県内の真庭市と新庄村、鳥取県内の倉吉市、琴浦町、伯耆町、大山町、日野町、江府町にまたがる大山蒜山地域にある公園事業など。エリア内に蒜山や大山寺、鏡ヶ成など4カ所の集団施設地区、中国自然歩道など車道・歩道合わせて道路29路線、塩釜園地や田浪園地など単独施設49件。
直轄事業は特別保護地区や第1種特別地域などの景観や環境保護、各拠点の周遊性を高める方向で自然歩道などをつなぐルート設定、大山山頂部や毛無山稜線部の植生復元など。環境省が整備を行っている大山寺周辺の野営場ほかの見直しや既存整備箇所の補修修繕も想定している。
業務は、これから5年間(および10年間)を基本として、公園事業の現況把握と整備優先度評価を行うほか、整備方針・水準、新規・追加・再整備などの整備概要、将来事業量等を把握できる計